男性の肌はあまり乾燥しない、どちらかというとベタつきの方がイメージあるかもしれません。
ですが実は、女性より肌の水分量が低い傾向にあり、乾燥しやすくなっています。
男性は皮脂の分泌が多いため肌がべたついているように見えますが、肌の内部はカサカサということもあります。乾燥しているという自覚がない方も多く、保湿ケアの方法がわからない、ケアしている人が少ないというのもあります。
正しいスキンケアをして乾燥肌を卒業して潤った肌を手に入れていきましょう!!
今回は、男性の乾燥の原因、スキンケア方法、乾燥してしまうNG習慣を解説していきます。
メンズの肌の乾燥の原因
・髭剃り
男性ならほとんどの人が毎日髭剃りの習慣があると思います。実は、髭剃りは肌への負担が大きいものです。
カミソリを肌の上に滑らす時に肌表面の角質まで傷めてしまうことがあるからです。そうすると肌は荒れてしまい、バリア機能も低下するため水分が保てなくなり、乾燥へ繋がります。
そのため、髭剃りの時は摩擦を軽減するシェービングクリームを使うなどして肌の負担を減らしてあげましょう。
・紫外線
女性に比べると男性は日焼け止めを塗る習慣がない方も多くいます。
紫外線対策をしっかりしないと日常的に浴びる紫外線が肌にダメージを与えている可能性があります。微量の紫外線でも日焼けや肌の炎症のほか、肌のバリア機能を低下させ肌荒れの原因や乾燥を引き起こす原因にもなります。
・生活習慣の乱れ
睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなども肌に影響します。
睡眠不足が続くと、肌のダメージを修復する成長ホルモンが分泌されにくくなり、肌の乾燥が進んでしまう可能性があります。
また、アルコールには利尿作用があり体内の水分が失われるので乾燥肌の原因の一つとして考えられます。
水分と睡眠をきちんととり、運動などをしてストレスを解消できるようにしましょう。
乾燥対策のスキンケアの方法
・優しく洗顔
洗顔するときは、肌を傷つけないように優しく行います。洗顔料をしっかり泡を立てて肌の上で泡を転がすように洗っていきましょう。ゴシゴシ洗うのは肌に摩擦がかかってしまうのでNGです。
肌の角質層にあるバリア機能が低下して乾燥しやすくなってしまいます。また、顔をゆすぐ時は、ぬるま湯でこすらずに洗い流しましょう。
・たっぷり保湿
洗顔後、入浴後は皮脂や肌本来の潤い成分が洗い流されてしまっているためしっかりと保湿しましょう。化粧水を乾燥しやすい頬、フェイスラインを中心に浸透させていきましょう。
なるべく摩擦を与えないように優しく手でプレスもしくはコットンを使用してなじませていきます。乾燥がひどい場合は、乾燥肌用の低刺激の化粧水を使うようにしましょう。
潤いを閉じ込める
化粧水を浸透させた後、乳液で肌の潤いをキープしましょう。化粧水が浸透しただけでは、水分が蒸発してしまうため乳液で蓋をします。乳液を使い、疑似的に皮脂膜を作ることで、肌を外的刺激から守ることが出来ます。
テカリやベタつきが気になる人の中には乳液でさらにベタつくのが苦手で使わない方もいますが、そんな時はおでこと鼻筋に塗る量は控えましょう。
肌が乾燥してしまうNG習慣
★洗顔や入浴時でのNG習慣
洗顔時に手のひらや指先でゴシゴシ洗うのはNGです。強い摩擦によって肌表面のバリア機能が破壊されてしまうので、肌の上で泡を転がすようにしましょう。洗浄力の優しいものを選んで負担を少なくして行いましょう。
また熱いお湯で洗うのもNGです。36〜38℃のぬるま湯がベストです。
睡眠に関するNG習慣
睡眠不足はNG。
睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きによって正常なターンオーバーがなされ、肌に水分を保つセラミドが生成されます。したがって、睡眠不足により成長ホルモンの分泌が減少してしまうと、肌の乾燥につながってしまうのです!
環境に関するNG習慣
乾燥した空気は肌にとって大敵です。
乾燥しているかもと感じた時にはすでに肌はダメージを受けていますので、湿度管理が大切です。肌のために理想的な湿度は60〜65%です。加湿器や室内に洗濯物を干すなどの習慣も取り入れてみましょう。
また、紫外線は夏だけでなく一年中降り注いでいるので、一年を通して紫外線対策を行いましょう。
乾燥だけなく、しわ、しみ、くすみなどの原因にもなってしまいます。
まとめ
乾燥肌の原因やスキンケア方法などをご紹介しました。乾燥肌というと、化粧水など水分を補うということばかりに目が行ってしまいがちですが、実は様々な要素が絡み合っています。
男性は女性と比べて水分量が少ない上に、髭剃りの習慣もあるので、乾燥肌対策をしっかり行わないと見た目に影響してしまいます。
乾燥肌を改善していくには、正しいスキンケアももちろん大事ですが、体の内部から潤いを生み出していくケアも必要になってきます。しっかりケアして潤いのある肌を手に入れましょう。