きちんとスキンケアをしていても、テカって見える、毛穴が目立つ、べたついてしまう、、など様々な肌トラブルに悩んでいる方も少なくありません。
油分が健康的な肌に比べてあるため、乾燥とは無縁の気もしますが、実は乾燥が原因でたくさんの皮脂が分泌されて肌トラブルを引き起こしている可能性もあります。
今回は、脂性肌の特徴や原因、正しいスキンケア方法を紹介します。
正しいスキンケア方法を実践して脂性肌を抜け出しましょう!
脂性肌の特徴
脂性肌とは
肌質は大きく分けて乾燥肌、脂性肌、普通肌、混合肌の4つに分けられます。
自分の肌質をきちんと理解して肌質に合わせた正しいスキンケアをすることが必要です。
脂性肌は、寝起きの状態や洗顔後では全体的にベタつきがちでかさつく部分はあまりありません。
皮脂が過剰に分泌されていて、ベタつく肌質のことで、水分・油分ともに多いように見えますが、肌内部は乾燥していてそれが原因で表面の皮脂が増えている可能性があります。
また、皮脂が過剰分泌されると、角質層が厚くなる・脂っぽくなるなどの変化が起こります。
そのため様々な肌トラブルが引き起こされる可能性が高い肌質です。
脂性肌になる原因
脂性肌は、先天的なものもありますが、季節の変化や生活習慣も関係してきます。
原因としてまずホルモンバランスの乱れが挙げられます。
男性の場合は、男性ホルモンの代表であるテストステロンが増加すると、皮脂の分泌が促進され、脂性肌に傾いてしまいます。
このテストステロンは、思春期に増加し、大人になると睡眠不足やストレスが要因でホルモンバランスが崩れます。
また、間違ったスキンケアをしていることが原因でもあります。
例えば、脂を落とすために一日に何回も洗顔をしている、熱いお湯で洗顔をしている、あぶらとり紙を頻繁に使っている、ベタつきが嫌で保湿を少なめにしているなどがあります。
脂性肌の方に多いのが、化粧水の後の乳液やクリームを省くことです。
省いてしまうと、化粧水で肌に水分を与えたにもかかわらず、乳液やクリームをしないと水分が蒸発して皮脂の分泌が増えてしまいますので、しっかりと乳液やクリームを塗ってあげましょう。
脂性肌のよくある肌トラブル
ニキビができやすい
皮脂が過剰分泌することによって毛穴が詰まると、ニキビの原因であるアクネ菌という細菌が繁殖しやすくなり、ニキビができやすくなります。
また、1日に何度も洗顔をしたり、ゴシゴシ摩擦を与えながら洗ってしまうと、肌にとって刺激になり、これもニキビができやすい原因となります。
脂性肌は常に肌がべたついているので、空気中の汚れなども肌に付着しやすく、なかなか肌を清潔に保ちにくいというのも原因となります。
もちろん大人ニキビはホルモンバランスの乱れも関係してきます。
毛穴の詰まりや黒ずみが目立つ
広がった毛穴に溜まった皮脂や角質、老廃物が酸化して黒く変色し、黒ずみ毛穴になって目立ちやすくなります。
特に皮脂量が多い鼻の頭や小鼻、額にできやすく、放置しておくとニキビなどの肌の炎症を引き起こす原因となったり、詰まった毛穴が厚くなり、ぼこぼことして見えることもあります。
脂性肌さんにオススメのケア方法
洗顔は優しく行う
脂性肌のかたは、ベタつきやテカリといった脂っぽさが気になることから、皮脂を落とそうとして強く擦ったり、何度も洗ったりと洗顔に力を入れてしまいがちです。
また、スクラブやメントール成分の入った洗浄力・刺激性のある洗顔料を使うと皮脂が落ちすぎてしまいます。
皮脂は、乾燥から肌を守り、うるおいをキープする大切な役割もありますので、皮脂を落としすぎると不足する成分を補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
洗顔は、32度くらいのぬるま湯で、洗顔料でたっぷりの泡を作り、優しく丁寧に肌を擦らずに行いましょう。
強い洗浄成分は肌に負担がかかるので、天然由来の成分などを使った低刺激のタイプを使いましょう。
しっかり保湿をする
どんな肌質でも洗顔後の保湿は大事です。
ベタつきが気になるため、化粧水だけでスキンケアを終わらせてしまうことが多いのではないでしょうか。
化粧水のみで終わると、水分が蒸発し乾燥し、皮脂の分泌が促進されてしまいます。
なので、ベタつきが苦手でも少し我慢して化粧水の後に乳液をきちんと使って、水分の蒸発を防いでいきましょう。
十分に保湿されることで肌のバリア機能が働いていきます。
まとめ
脂性肌の方向けに、脂性肌の原因や正しいスキンケア方法などを紹介してきました。
脂性肌は水分量と油分量のバランスを整えることが大切です。
皮脂が全くないのは健康的な肌とは言えませんので、脂浮きを感じたらむやみに拭き取ったり、何度も洗顔をせずに、表面の皮脂を抑える程度にしましょう。
皮脂を流した後に保水、保湿を心がけることで次第にターンオーバーが正常になっていきます。
ターンオーバーが正常になっていくのには少し時間がかかってしまうため、日々のスキンケアが大切です。
また、十分な睡眠をとる、糖質や脂質を摂りすぎない、ストレスを避けるなどの生活習慣も見直していきましょう。
皮脂量をコントロールするビタミンBやビタミンCを積極的にとるのもおすすめです。
ホルモンバランスを整えるなどの内部からのケアと保湿をしっかり行うなどの外部からのケアを取り入れながら、健康的な肌を目指していきましょう!